インド コルカタ 下町の雑踏と親切な人々
プリーで外こもりを満喫してから、三毛はコルカタに戻った。 私にとって、コルカタはインドで5本の指に入る、お気に入りの街だ。 デリーやムンバイと違って、コルカタでは、いつも何か張り詰めた空気を感じる。 人の泥臭さ、街中の喧嘩の必死さ、ユーモラスさ、最下層の人情、生存競争の激しさ、乞食の逞しさと優しさ。 そんな薄汚れた汚い街なのに、昔から伝統工芸が盛んで、芸術振興が今も盛んに行われている点。 他のインドの場所と比べて、コルカタは聖や俗の振り幅が大きく両極端で、そこに私は魅力を感じているのである。 特に好きなのは、チャンドニーチョークのムスリム街・下町。 路上の食料品店や、安い婦人服が立ち並ぶ一角である。 夕方のイスラム礼拝後、通りの人口密度は、世界一だろう。 そんなある日、ムスリム街のチャイ屋で写真をとっていると、腹の出た童顔のインド人に話しかけられた。 日本人と話をするのは初めてで、チャイを奢ってくれるという。 悪い人ではなさそうだ。 お礼を言って、ありがたく頂戴する。 コルカタの印象を聞かれたので、今書いたことを伝えると、よく街を観察しているねと褒めてくれた。 彼は、向かいの店で買ったばかりだという、沖縄のサーターアンダーギに似た、小麦の甘く丸いパンもくれた。 チャイと一緒に食べる。脂ギッシュで甘かった。 そして、悪い人も多いから気をつけてねと言われ、彼は立ち去った。 その前に、記念に一枚写真を撮らせてもらう。 こういう地元の人々との何気ない触れ合いは、一生の思い出となり得るものだと私は思う。 ただいま、執筆中のインド写真を随時更新中!! 三毛イキルの外こもり写真(Adobe stock トライアルDLは無料です) https://stock.adobe.com/contributor/210924992/mikeikiru 厳選された 1000 枚以上の写真を、無料ダウンロード公開中。