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インド マニカラン 温泉ホテルのお得度は、☆5

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シムラーからクルを経由して、鄙びた温泉地マニカランに到着した。 三毛は、温泉が大好きだ。 外こもりをするときは、温泉地に長居することが多い。 海外の温泉では、世界各地のいろんな民族の人が、同じ湯船に浸かっている。 外見や肌の色、言葉や習慣は違っていても、同じ湯の中では全員が、ゆったりとして幸せそうな表情をしている。 プーチンやゼレンスキー、ネタニアフやホメイニも、同じ湯船に浸かってお互いじっくりと話をすれば、些細な争いごとは無くなるのに無益なことをしているなと思う。 マニカランを知ったのは、日本でTIRAKITAという輸入雑貨商をやっている経営者のブログを読んだのがきっかけだった。 インドの鬼怒川温泉と、ブログにあった写真を見て私は実感した。 次にインドに来たときは、絶対に行ってみたいと思った。 行ってみると、予想よりも遥かに居心地が良いところだった。 いくつも湯船があり、シーク教の寺院があり、無料で食事ができ、チャイも飲み放題。 おまけに宿代も安い。インド人はシーク教の無料宿泊所に止まる人が多いので、宿はタダには対抗できず、値段を下げざるを得ない。 エアコンなしの個室だが、ダブルベッドの角部屋で、1泊300ルピー(570円)で泊まることができた。 夏でも寒冷の避暑地なので、エアコンは必要ない。 個室にもシャワーはあるが、源泉掛け流しの温泉浴室が、一階にあって宿泊者はいつでも入ることができる。 誰か他の人が入っているときは、入り口にサンダルが置いてあるので、すぐにわかる。 お湯は、微かに硫黄臭がする硫化水素温泉だ。 5日間滞在して、肌がツルツルになった。 一つだけ欠点を挙げると、レストランが少ないので、肉を食べようとすると2軒しか食堂がなかったことだ。 タンドリーチキンを食べるためには、下流のカソールまで20分ほどバスに乗って移動する必要がある。 それを差し引いても、また行きたいと思える温泉地だった。 ¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥ 三毛イキルのコスパ☆レーティング(最大5) インド マニカランの温泉ホテル 300ルピー(570円) ☆☆☆☆☆ ¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥ 三毛イキルのプ...

インド リシケシ インドの味噌汁屋台のお得度は、☆5

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5月の下旬、三毛はヒンドゥー教の聖地ガンゴートリに行くため、リシケシのバスターミナルにいた。 市バスを使ってガンゴートリに行くためには、途中にある山間の街、ウッタルカーシーで一泊する必要がある。 リシケシには、2日間いたがマナリとは違い、標高が低いせいか、5月の酷暑期になると日中はとても暑い。 夜もほとんど気温が下がらないので、郊外にあるエアコン付きのゲストハウスに泊まった。 一泊1140ルピー(2170円)、少し高いが快眠のためには仕方がない。 AC付きだと、インドの地方都市では、1000ルピーはするのが普通である。 ウッタルカーシー行きのバスは、10時半に出発するというので、少し早いがお昼を食べることにした。 リシケシはヒンドゥー教の聖地なので、隣町のハリドワールと同じく、肉食が禁じられている。 海外では普段から肉をよく食べる私。ベジタリアンの食事だけだと、腹が減って仕方がない。 時間があまりないため、バス停の周辺で食べられる食堂を探した。 すると、茶色い味噌の塊のようなものを売っている屋台がある。なんだろう。 今までに他の地域で見たことがない食べ物だったため、注文してみた。 値段はたったの40ルピー(76円)。店主はライスにそれをかけて、三毛に小さな皿を渡してきた。 味は、豆味噌風味の味噌汁そのものだった。 これは、味噌汁のぶっかけご飯、ねこまんまだ。 西日本出身の私は、麦味噌を小さい頃からよく食べていた。 大学時代には、京都に住んでいて、名古屋出身の友達とよく遊んでいた。 彼から豆味噌の料理を教えてもらった。 名古屋といえば、豆を原料とする赤だし文化圏である。 豆味噌や八丁味噌はコクがあって、煮込むほど風味が出る。 私はこれが大好きだ。 この屋台は、そんな八丁味噌の風味があり、全く辛くなく、他の日本人の口にも合いそうだ。 ヨガの修行で、リシケシを訪問する予定の日本人に、この味噌汁屋台をお勧めしたい。 バスターミナルのすぐ出口に、毎朝屋台を出している。 ¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥ 三毛イキルのコスパ☆レーティング(最大5) インド リシケシ 味噌汁猫まんま屋台 40ルピー(76円) ☆☆☆☆☆ ¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥...

インド タンドリーチキンのお得度は、☆5

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インド旅行中、毎日のカレーに食べ飽きた時にどうするか。 インドを旅行する日本人が、必ず壁にぶち当たるのが食の問題である。 大量の油と香辛料に慣れていない日本人の胃袋が、カレーを食べることを拒否するようになるのだ。 裕福な旅行者は、大都市の日本食レストランに行けば、すぐに問題が解決するだろう。 金のないバックパッカーは、ネパール料理のモモや、チョウメンという焼きそばを食べて、なんとか胃袋を誤魔化しながらカレーが再び食べられる時を、ひたすら待つ。 同じ金欠バックパッカーである三毛は、これに対して自分の答えを持っている。 カレーではなく、タンドリーチキンとロッティー(またはナン)「だけ」を食べるのだ。 そして食後にラッシーを飲んで、冷えたマンゴーを風呂上がりに食べる。宿への帰り道に、果物ジュースを飲む。 玉ねぎ以外に、インド人は生野菜を摂る習慣がないため、果物でミネラルを補うのだ。 そうすれば結果的に、大量の油と香辛料を摂取しなくても済むようになる。 タンドリーチキンはそんなに辛くないし、炭火で焼くだけなので、質の悪い油を摂取することもない。 日本でタンドリーチキンを食べようとすると、1個で最低でも800円以上はするだろう。 でもここは本場のインドなので日本の半額以下、120〜200ルピー(380円)で炭火焼きのタンドリーチキンを食べることができる。 新鮮なチキンをヨーグルトや香辛料に漬け込んで焼くだけの料理なので、ハズレをひくことはほとんどない。 重要なことは人気店でない場合、古いチキンが原因でお腹を壊すこともあることだ。 だから客がよく入っているレストランを、選ぶことが最も大切である。 ¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥ 三毛イキルのコスパ☆レーティング(最大5) インド タンドリーチキン 120〜200ルピー(380円) ☆☆☆☆☆ ¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥ 三毛イキルのプロフィール 外こもり写真(フォトAC   全てダウンロード無料) https://premium.photo-ac.com/profile/24044959 2024 年 2 月~ 7 月のインド・ネパール写真を、 Adobe stock...

インド ニューデリー アフガニスタン料理のお得度は、☆5

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7年前、インドを3ヶ月間旅行した時は、後半の1ヶ月には、インド料理に飽きてしまった。 食が細くなり筋肉もつかず、変な痩せ方をしたのを、三毛はよく覚えている。 今回の旅行では、そういうことは一切なかった。 体重は10キロ近く痩せたが、毎食お腹いっぱいになるまで、インド料理を食べ、果物ジュースやチャイをよく飲んでいた。 食費をケチることは一切せず、毎日マトンやタンドリーチキンを食べていた。 日中に街をひたすら歩いて、筋肉がつき、脂肪燃焼が進んだことで良い痩せ方ができた。 また旅の途中で、ネパールやラダックを数ヶ月旅して、油まみれのインド料理から一時的に離れることができたこと、も大きな要因の一つだと思っている。 他にも、ニューデリーなどの大都市で、インド料理以外のレストランを見つけることができたことも大きい。 今回は、インドのアフガニスタン料理を紹介したい。 インド滞在中で一番美味しく、ニューデリーに戻った時に、何度も通った店だ。 場所は、ニューデリーのメトロ、ラージプートナガル駅から北東に歩いて15分ほどの地区にある。 その一帯は、アフガニスタンから避難して来た人が、小規模なアフガン人街を作っている。 観光地でもなく、スーパーと食堂が何軒か並んでいる地区である。 最初に目についたレストランに入った。テーブルのほかに、座敷で靴を脱いで食べることのできるスペースがある。 この店の名物は、カブリプラオとケバブである。 カブリプラオとは、首都カブールの炊き込みご飯である。 ケバブは、シルクロードの内陸部、スタン系の中央アジアを旅した時に、よく食べた。 写真を見ると、どちらも肉の量が半端ない。そして、唐辛子が少なく塩味がメインである。 これはうまそうだ。カブリプラオとはカブール風の炊き込みご飯のことである。 ご飯はパラパラで甘みがある。干し葡萄の甘みと、塩味の効いたエンドウ豆が米に染み込んでいて、チキンの出汁も効いており、とても美味しい。 そして中に蒸したチキンが隠れているが、量が半端なく多い。プラオの鶏肉と、ケバブの羊肉で、お腹がパンパンになり、しばらく動くことができなかった。 付け合わせのナスのラザニア風と、レンズ豆の煮物、中央アジア風のナンはただである。 50ルピーのラッシーも頼んで、お値段はちょっと...