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ネパール 伝統保存食の押麦とお好み焼きセット お得度は、☆4

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最近の日本は少子高齢化が加速して、悪い円安も進み、主食の米も値上がりするなど、食料品の高騰が著しい。 ついに5キロで税込5000円を超えるスーパーも出てきたと、テレビで話題になっている。 去年は新米が出れば値段は下がると、江藤前農水大臣や農水省の役人が言っていたが、そうはならなかった。 一部の悪徳業者が、玄米を大量に買い占めて、出し惜しみをしながら、価格を釣り上げているのだろう。 進次郎の備蓄米も、数に限りがある。今年の新米も、値段は下がりそうにない。 三毛は、主食を米から押麦に切り替えた。たまにスパゲティも食べている。 国産の押麦は、業務スーパーで1KG税抜き248円で、今なら買える。 押し麦を5割にして、麦飯を作れば、割高な主食のご飯も節約できる。 子沢山の家族にも、安い押麦は大人気で、売り切れのことも多くなってきた。 麦飯は、炊き込みご飯にすると、米と比べて違和感なく食べられるので、健康にもよく気に入っている。 血糖値の上昇を抑える効果があり、食物繊維も豊富。 長寿で長生きした徳川家康は、いつも麦飯を食べていたことでも有名だ。 ここネパールは首都のカトマンズでも、インドより貧しい国。 でも、保存食に関する知恵や技術に優れている点が多いと、三毛は気づいた。 代表的なのが、日本の押麦をさらに平べったくした、そのまま食べられる押麦である。 パタンの王宮広場の近くに、ガイドブックにもなった保存食の押麦と、ウォーというネパールのお好み焼きを食べることのできる店がある。 20年ぶりに訪問した。長いこと続いている名店だ。 薄っぺらい押麦とお好み焼き、謎肉のホルモン煮込みを注文。 左下にある水牛?のホルモンは、コリコリして臭みはなく、うまい。 これは酒のつまみに、ぴったりだと思った。 押麦は、かたくもなく普通に食べられるが、乾燥している。 ホルモンの煮汁をかけながら食べると、柔らかくなって、ちょうど良いと気づいた。 この常食できる押し麦、即席麺ができる1000年以上も前から、ネパールにはあったそうである。 先人の食に関する知恵は、本当に素晴らしいと、三毛は関心した。 ¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥ 三毛イキルのコスパ☆レーティング(最大5) ネパール お好...

ネパール エベレスト・モモ・センターのお得度は、☆5

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ネパールの料理は、インドでカレーに飽きた、旅人にはウケが良い。 ダルバートやタルカリは、日本人の口によく合う。 スパイシーではないからだ。 ダルの塩味が効いた味は、日本の味噌汁を彷彿とさせる。 インド旅行中に、初インドの旅人がたいてい苦しむのが、腹が減っても辛いカレーしかないというジレンマ。 油まみれの料理に、腹を壊すことも多い。 三毛も、最初にインドを旅したときは同様だった。1週間で嫌気が差して、インドを出た。 今では、各州のインド料理の味の違いを、楽しめるようにまでに、成長した。 場所が変わって、ここカトマンズでは毎日、飽きることなくダルバートを食べていた。 料理の形式は同じであるが、店ごとに微妙に味が異なるのが面白い。 スパイシーではなく、油も控えめで何よりダルスープが美味しい。 メニューは変わるが、ネパールを代表する料理、モモも同様である。 三毛は水牛のモモが好きで、何店舗か食べ比べしていたが、一番美味しかったのがこの店。 昔から名高い軽食の名店、エベレスト・モモ・センター。 入り口で、食券を買って、注文するスタイルも伝統を感じさせる。 中に入っている水牛の肉も量が多く大満足。餡もねっとりしていて美味しい。 パクチーが細かく刻まれた、酸味の効いた白いスープが、味変になって食欲を刺激する。 これで、たったの140ルピー(160円)。 100ルピー(120円)前後の値段をつける、他店と比べると少し高いが、肉の量がその分だけ多い納得のお値段だ。 味はネパール随一。 絶対に食べておくべき、一品である。 ¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥ 三毛イキルのコスパ☆レーティング(最大5) エベレスト・モモ・センターのバフモモ 140ルピー(160円)☆☆☆☆☆ ¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥ 三毛イキルの外こもり写真(フォトAC   全てダウンロード無料) https://premium.photo-ac.com/profile/24044959 6000枚以上の写真を、無料ダウンロード公開中。 三毛イキルのYouTube動画(チャンネル登録をお願いします ✋ ) https://www.youtube...

(実話)ネパール カトマンズ チベット居住区の銅製工芸品

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インドやネパールを旅して、いつも感じるのが銅を日用品として、うまく活用していることである。 日本では、銅の錆である、緑青が体に毒だという説が昔からあったため、純粋に銅食器として使うことができない。 日本製の銅コップは、その内側に別の錆びない金属で、必ずコーティングがされている。 緑青は銅板の表面に皮膜を作って、内部の腐食を防ぎ、抗菌効果を生む良い側面もある。 緑青それ自体に毒性はないというのが、今の定説である。 三毛はネパールの有名な観光名所、巨大な白い仏塔のあるボダナートにいた。 多くの観光客が、右回りに歩いて、祈りを捧げている。 その周囲には、カトマンズ有数のチベット人居住区が広がっている。 その一角に、銅製品を作っている小さな工房があった。 家族経営ながら、分業体制で効率よく、製品を作っていた。 一つ一つ手作業で、銅の小皿をハンバーで叩いて、打ち出しの模様をつけている。 向かいの店にあるショーウィンドーを見ると、彫刻の入った見事な銅細工のお椀が並んでいる。 これは祭壇で水を捧げる仏具。セット販売していた。 1 つだけ欲しかったが、難しいだろうと思って、三毛は声をかけなかった。 唐草模様の彫刻が見事な、伝統工芸品である。 三毛イキルのプロフィール 外こもり写真(フォトAC   全てダウンロード無料) https://premium.photo-ac.com/profile/24044959 三毛イキルのYouTube動画始めました。 https://www.youtube.com/channel/UC5Ps5UrWjGbfaNT1E5rWJMA 一般庶民の日常生活、誰もが憧れる下町の狭い路地、野良犬や野良猫がメインテーマ。 7 作品、新規追加しました。

ネパール ダルバート 定食のお得度は、☆4

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北インドの48度を超える酷暑に耐えかねて、三毛は比較的涼しいネパールで2週間骨休みすることにした。 アムリトサルから夜行列車でビハール州のゴーラクプルに移動し、バスで2時間北上してネパール南部の一番有名な国境街スノウリに到着した。 ネパールの15日間有効のビザを国境の事務所で30ドルで購入。20年ぶり2回目のネパールだ。 前回は空路でカトマンズ周辺の観光を5日間した。 国王が暗殺される前で、少し残っていた紙幣も政府体制が共産主義体制になり、全て紙屑になってしまった。 スノウリから世界遺産の街、ルンピニに向かい、そこで二泊する。 ルンピニも平地にあるため、昼間は暑い。40度近くまで気温が上昇した。 ネパールとインドの違いは、食文化がスパイスたっぷりの辛いターリーから、辛さ控えめなダルバートに変わることである。 ダルバートやタルカリはご存知の通り、ネパールの定食である。 タルカリの方が、品数が少なく値段も安い。 インドの暑さや、物売りのしつこさ、食事の油や辛さに嫌気がさした旅人にとって、ネパールは癒しを与える国と言える。 インドのように辛くなく、食べ物本来の味を生かした素朴な味付けは、日本人である私の口によく合った。 ネパールで外こもり中、お肉が好きな三毛は、毎日マトン・ダルバートばっかり食べていた。 マトンがない場合は、チキン・ダルバートを食べた。 2週間の滞在期間中に、あることに気づいた。 それは店は違っていても、料理品目にほとんど違いがないということである。 必ず肉系のカレーとダルスープ、パパドという揚げ煎餅、季節の野菜と生野菜、酸っぱ辛い漬物という取り合わせである。 ネパール通の日本人には当たり前のことかもしれない。 それがダルバートだと、半笑いされながら言われることだろう。 三毛は逆に、この料理は定食内容を、これ以上変えようがないほど、洗練されているものなのだと思った。 暗黙の決まりの中で、それぞれのレストランがより良い素材、調味料、味付けを追求している。 店ごとに、味付けや素材が微妙に異なっていて、味の違いがわかると別の料理のように感じる。 ネパールにいた2週間の間、ダルバートを毎日食べ続けたが、決して食べ飽きることはなかった。 一番違いを感じたのは、ダルスープである。 ダルスープが美味い店ほど、他の料理も美味いと気づいた。 一番美味しかったのは、ポカラにあ...