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(実話)インド レー 黒ババと呼ばれる人たち

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ラダックのレーにいた時の話。 三毛はレーの路上で、黒ババと呼ばれる謎の人物に出会った。 画面中央の人物が、黒ババである。 同じ民族と思われる土産物屋の店主と、何か話をしている。 彼らの話が途切れた時に、彼に挨拶した。 日本人ですーと自己紹介して、写真を撮ってもいいかというと、器量の良い人で気軽に応じてくれた。 ヒョウ柄の黒ババ、その後無言で、いきなり両手で腰布を上にまくり上げて、自分の局部を三毛に見せつけた。 すると彼の陰嚢(キンタマ)に、鉄の重い錠前が10個ほど付いている。 陰嚢が揺れると、ぶつかり合ってジャラジャラという音を立てている。 彼は自慢そうな表情をした。笑っていたようにも見える。 わずか30秒ほどの出来事だった。 陰嚢の皮に穴をあけてピアスのように、錠前を閉じていたのか、そこまでは凝視できなかった。 ヒンドゥー教の苦行僧の一環なのだろうか。彼は、呪術師か? インドの宗教にもいろんな宗派があるのだろう、その奥深さを、黒ババから見せつけられた気がした。 一体、彼は何者なのだろうか? 三毛イキルの外こもり写真(フォトAC   全てダウンロード無料) https://premium.photo-ac.com/profile/24044959 6000枚以上の写真を、無料ダウンロード公開中。 三毛イキルのYouTube動画(チャンネル登録をお願いします ✋ ) https://www.youtube.com/channel/UC5Ps5UrWjGbfaNT1E5rWJMA 価値観が全く違う外国の日常生活、誰もが憧れる下町の路地歩き、ゆるく生きる野良犬や野良猫などの動物観察がメインテーマ。中高年バックパッカーの旅人目線で、これは面白いと感じた瞬間を撮影しました。 現在、 39 作品を投稿中。

(実話)インド レー チベットの骨董品について

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  6月中旬から7月初旬にかけて、インドのラダックを初訪問した。 ラダック訪問の目的は、ザンスカールを除く主要な観光地を見ることと、インドにあるチベット文化を知ることだった。 2週間の滞在期間中に、有名どころは一通り訪問できたが、チベット文化は本当に奥が深い。 ネパールのチベット文化と比べると、ラダックでは中国の影響が排除されていて、より純粋なチベット文化が残っている気がする。 チベットにルーツのあるラダックの人々は、仏教が日常生活に根ざしていて信仰心の深い人ばかりだ。 それが一番よく表れているのが、ラダック地方に残るチベットの骨董品。 ガウと呼ばれるペンダントは、マントラや仏像がかたどられていて、昔の女性は民族衣装を着て、それをいつも身につけていたという。 安いものは、銅の下地に銀メッキが施された普及品が、小さく傷のあるもので、2千円位からネパールでも売っていた。 上記のように、金張りの高いものになると、最低十万円からの値札がついている。 骨董品の種類や品揃えは、ラダックがネパールよりも良いと感じた。 滞在中に、街中のアンティークショップに訪問して、気になる品がないか探してみた。 ヒンドゥー色の強い、インド本土の骨董と比べると、チベットの骨董は明らかな違いがある。 それは、チベット骨董は、本来人間が持っている心の奥底に潜んでいる澱み(よどみ)を内包していることだ。 人が動物とは違う何かを持っているということ、赤裸々な「人間性」を惜しげもなく表現していることである? 澱みとは、人が本来持つエゴイズム、欲望や個性、生への執着、死への恐怖、闇(やみ)の部分である。 それをありのままに表現するために、髑髏(シャレコウベ)を多用した仏像や、鬼神像に優れた名品が多いと思った。 鳥葬で亡くなった偉い人の大腿骨の骨を笛にしたり、頭蓋骨の一部を数珠にしたりするのも、日本にはない文化である。 日本や西洋の、万人受けする美しい骨董とは違う、チベット骨董のもつ、呪術的な側面を理解できたことは良かった。 でも、三毛の嗜好とは明らかに違っている。 ちょっと、私にはついていけないと思った。 これは人を選ぶ骨董のジャンルだ。 一度足を踏み入れると、底なし沼に身体全体が引き込まれていく予感がした。 それほどの魅力を、チベ...

インド レー ノースフェイスの偽物ジャケット お得度は、☆1

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6月中旬、三毛はラダックのレーにいた。 私は骨董だけでなくブランド古着も好きで、日本でも各地のフリーマーケットに安くて、品質の良い服を探しに行く。 もちろん日本のフリマにも、たくさん偽物は出回っている。 フリマ会場には、たいてい友達から頼まれたという売り文句で、偽ブランドを隠して販売する売人がいる。 彼らは素人を装うプロの出品者で、善意の第3者を演じている。 その実態は、正規ブランドから少し安い、絶妙な価格で客を騙して販売する悪質な露天商である。 マニアの客はそれを理解して、買う人もいるのだろうが、ごく少数派で、多くの素人が騙されている。 本当に安くて良い、本物のブランド品は、開場前に出品者同士でやり取りされて、売り切れるのも早い。 フリマは、良いものは早いもの勝ち、開場前に売り切れる、お友達優先のシビアな世界なのである。 三毛は、10年以上前に渋谷のフリマで友人から手に入れた、本物のヌプシ・ジャケットを愛用している。 実売価格は、正規店で買うと、当時でも5万円以上はした。 布地の質感、色や耐久性、羽毛の質は、中国製の偽物とは全く違う。 本物を知っていると見た目、手触りが偽物をみた時に全く違うことに、すぐ気づくのだ。 このダウンジャケットに、何度助けられたか、本当に数えきれない。 乾季のインドでは、ラジャスターン州の砂漠地帯は、夜になると気温が0度近くまで下がることがある。 そんな時に、夜行列車で移動すると、夜風がきつくて防寒着がないと寒くて眠れない。 地元民は、毛布を2〜3枚持参して乗車していた。 体感温度は、氷点下である。 エアコンなしの寝台列車だと、吹きっさらしの夜風に体温を奪われて、低体温症で死ぬ危険もあった。 インドの夜行列車は一度出発すると走行中は、盗難防止のため違う等級の寝台列車への車内移動ができなくなる。 このノースフェイスのダウンジャケットを着て、持参していた寝袋にくるまって寝ても、まだ寒くてよく寝れなかったのを覚えている。 レーにも、偽物ヌプシを売っているセレクトショップがあった。町中に、アウトドアブランドの安価な偽物が溢れている。 カトマンズでも、同じ品をよく見かけた。中国から大量に偽物が入ってきているのだろう。 手触りも固く、中に入っている羽毛も触っただけでゴワゴワとし...