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インド アムリトサル ゴールデンテンプルの給食、お得度は☆4

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パタンコートで一泊して、翌日の正午にアムリトサルに到着した。 インドの世界遺産で有名なアムリトサルのゴールデンテンプルには、有名な食堂ホールがある。 グル・カ・ランガル(無償食堂の模範教師)という名前がついている。 1日24時間365日、延べ10万人以上に、無償で食事が振る舞われる世界的に有名な食堂である。 シーク教徒のボランティアが、無償で自発的に働いていた。 あまりにも有名なこのホールは、ゴールデンテンプルを訪れる外国人観光客が必ず行く場所でもある。 三毛は、聖なる経典を祀っている黄金寺院を参拝した後に、この食堂を訪れた。 食堂の入り口では、一度にたくさんの人が入り込まないように、ロープが張られて警備員が立っている。 食堂の空き加減を見て、目視でロープを貼ったり垂らしたりして、人数が一定になるように調整していた。 中に入ると、最初にステンレスのランチプレートとコップ、スプーンが渡される。 その後、一列に床に座ると、給仕係のボランティアがチャパティやカレーなどを運んでくる。 給仕係の人にチャパティは手づくりなのかを聞くと、全自動で焼く巨大な機械があるのだという。 重たい飲み水を給水する手押し車まであった。 全てが合理的に、秩序立って進められているすごいシステムだ。 だが無償なだけに、料理の内容は質素である。 アムリトサル滞在中に2回行ったが、食材がないときもある。 そのときは豆カレー1種類にチャパティのみだった。 味付けも、辛さもほどほどで、クオリティは低い。 決して食事内容に期待してはいけない。無料の食事である。 でも、別の容器に出されたミルク粥は甘さほんのりで、日本人の口に合う味付けだった。 心付けのお金を喜捨箱に入れて、ホールを後にした。 こんな場所が国内でもあればと思ったが、今の貧しい日本では維持することも難しいだろう。 インドでは少数派であるシーク教徒の財力と宗教心、団結力はすごいと感心した。 同じく少数派のジャイナ教徒にも金持ちは多く、商売上手で有名である。 グジャラート州の聖地パリタナや、ギルナール山にも同様の施設があった。 弱者に施す奉仕の精神は、宗教を問わず人間として大切なことなのだと感じ入る。 三毛も身の回りから、自分ができることをしたいと思った。 ¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥...

インド マニカラン 温泉ホテルのお得度は、☆5

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シムラーからクルを経由して、鄙びた温泉地マニカランに到着した。 三毛は、温泉が大好きだ。 外こもりをするときは、温泉地に長居することが多い。 海外の温泉では、世界各地のいろんな民族の人が、同じ湯船に浸かっている。 外見や肌の色、言葉や習慣は違っていても、同じ湯の中では全員が、ゆったりとして幸せそうな表情をしている。 プーチンやゼレンスキー、ネタニアフやホメイニも、同じ湯船に浸かってお互いじっくりと話をすれば、些細な争いごとは無くなるのに無益なことをしているなと思う。 マニカランを知ったのは、日本でTIRAKITAという輸入雑貨商をやっている経営者のブログを読んだのがきっかけだった。 インドの鬼怒川温泉と、ブログにあった写真を見て私は実感した。 次にインドに来たときは、絶対に行ってみたいと思った。 行ってみると、予想よりも遥かに居心地が良いところだった。 いくつも湯船があり、シーク教の寺院があり、無料で食事ができ、チャイも飲み放題。 おまけに宿代も安い。インド人はシーク教の無料宿泊所に止まる人が多いので、宿はタダには対抗できず、値段を下げざるを得ない。 エアコンなしの個室だが、ダブルベッドの角部屋で、1泊300ルピー(570円)で泊まることができた。 夏でも寒冷の避暑地なので、エアコンは必要ない。 個室にもシャワーはあるが、源泉掛け流しの温泉浴室が、一階にあって宿泊者はいつでも入ることができる。 誰か他の人が入っているときは、入り口にサンダルが置いてあるので、すぐにわかる。 お湯は、微かに硫黄臭がする硫化水素温泉だ。 5日間滞在して、肌がツルツルになった。 一つだけ欠点を挙げると、レストランが少ないので、肉を食べようとすると2軒しか食堂がなかったことだ。 タンドリーチキンを食べるためには、下流のカソールまで20分ほどバスに乗って移動する必要がある。 それを差し引いても、また行きたいと思える温泉地だった。 ¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥ 三毛イキルのコスパ☆レーティング(最大5) インド マニカランの温泉ホテル 300ルピー(570円) ☆☆☆☆☆ ¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥ 三毛イキルのプ...

インド カルカ山岳鉄道のお得度は、☆5

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ニューデリーに戻った三毛は、暑さに耐えきれず、避暑地に移動することにした。 インドには、世界遺産になっている山岳鉄道が3つある。 ダージリン山岳鉄道、ニルギリ山岳鉄道、カルカ山岳鉄道だ。 他にもパタンコートからダラムサラ近郊まで行く山岳鉄道もある。 ニルギリは、南インドのタミルナドゥー州のコインバトーレから避暑地ウーティを結ぶ路線だ。 三毛はまだダージリンには行ったことがない。ニルギリは、12年前に山岳鉄道を利用した。 今回の旅では、ニューデリーから避暑地シムラーに行くために、初めてカルカ山岳鉄道を利用した。 コルカタからの直通列車もあるようだ。 そこからマナリ経由で、北上しラダックに行く予定だ。 ニューデリーから避暑地シムラーに行くには、鉄道が一番安くラクでお得だ。 夜行列車が毎日あり、朝の4時ごろに麓の町カルカに到着する。 山岳鉄道の始発駅だ。カルカの朝はまだ肌寒い。 チャイを飲んで体を温めながら、日が昇るのを待った。 朝、6時20分に列車は出発する。5時間30分の長い道のりだ。 小さな山岳鉄道は、緩やかな長い坂道を、山肌を縫うようにしてゆっくりと登っていく。 トンネルが多い。100箇所以上あると言われている。 当初、家族連れの子供が初めてみるトンネルを喜んで、トンネルに入るたびに歓声を上げていた。 10番目のトンネルを越えた頃から、子供たちも歓声を上げることをしなくなった。 観光の目玉は、山岳鉄道と植民地時代に造られた3重の眼鏡橋だ。 山岳鉄道は、インド国鉄が運営しているので、ニューデリーからは夜行列車と合わせてネットで予約できる。 値段は、地元民が利用する一番安い2Sの木製座席で104ルピー(197円)だった。 インドの鉄道は、信じられないほど安い。 鉄道マニアでなくても、シムラーに行く予定の旅人は、カルカ山岳鉄道に一度は乗った方が良い。 ¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥ 三毛イキルのコスパ☆レーティング(最大5) インド シムラー カルカ山岳鉄道 2S木製座席 104ルピー(197円) ☆☆☆☆☆ ¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥ 三毛イキルのプロフィール 外こもり写真(フォトAC   全...