インド カルカ山岳鉄道のお得度は、☆5

ニューデリーに戻った三毛は、暑さに耐えきれず、避暑地に移動することにした。 インドには、世界遺産になっている山岳鉄道が3つある。 ダージリン山岳鉄道、ニルギリ山岳鉄道、カルカ山岳鉄道だ。 他にもパタンコートからダラムサラ近郊まで行く山岳鉄道もある。 ニルギリは、南インドのタミルナドゥー州のコインバトーレから避暑地ウーティを結ぶ路線だ。 三毛はまだダージリンには行ったことがない。ニルギリは、12年前に山岳鉄道を利用した。 今回の旅では、ニューデリーから避暑地シムラーに行くために、初めてカルカ山岳鉄道を利用した。 コルカタからの直通列車もあるようだ。 そこからマナリ経由で、北上しラダックに行く予定だ。 ニューデリーから避暑地シムラーに行くには、鉄道が一番安くラクでお得だ。 夜行列車が毎日あり、朝の4時ごろに麓の町カルカに到着する。 山岳鉄道の始発駅だ。カルカの朝はまだ肌寒い。 チャイを飲んで体を温めながら、日が昇るのを待った。 朝、6時20分に列車は出発する。5時間30分の長い道のりだ。 小さな山岳鉄道は、緩やかな長い坂道を、山肌を縫うようにしてゆっくりと登っていく。 トンネルが多い。100箇所以上あると言われている。 当初、家族連れの子供が初めてみるトンネルを喜んで、トンネルに入るたびに歓声を上げていた。 10番目のトンネルを越えた頃から、子供たちも歓声を上げることをしなくなった。 観光の目玉は、山岳鉄道と植民地時代に造られた3重の眼鏡橋だ。 山岳鉄道は、インド国鉄が運営しているので、ニューデリーからは夜行列車と合わせてネットで予約できる。 値段は、地元民が利用する一番安い2Sの木製座席で104ルピー(197円)だった。 インドの鉄道は、信じられないほど安い。 鉄道マニアでなくても、シムラーに行く予定の旅人は、カルカ山岳鉄道に一度は乗った方が良い。 ¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥ 三毛イキルのコスパ☆レーティング(最大5) インド シムラー カルカ山岳鉄道 2S木製座席 104ルピー(197円) ☆☆☆☆☆ ¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥ 三毛イキルのプロフィール 外こもり写真(フォトAC 全...