インド コルカタ 市内路面電車 お得度は、☆5
久しぶりのコルカタ訪問。
三毛イキルがやりたいことは、幾つもあった。
まずは素焼きのチャイを心行くまで飲んで、インドに着たことを実感したい。
そして地元のローカル人気食堂店で、ベンガル料理のうまいカレーをたくさん食べたい。
これからのインド長期旅行用に、コルカタ名産のガムチャ(インドタオル)、電熱コイルを数個買う。
前回1度しか乗っていなかったトラム(チンチン電車)を始発から終点まで乗って、動画を撮ることなどである。
このコルカタ・トラムの歴史は古い。
1873年に鉄道馬車として始まり、アジア最古の現役路面電車として、今も多くの乗客を乗せている。
だが、近年では車の渋滞がよく発生して、地元のタクシー業界から敵視されるようになった。
さらに地下鉄が発達したことで、速度が遅いトラムは、地元の乗客からも人気がなくなったのである。
それでも、私が乗った2025年11月時点では、2路線が夕方から夜の限られた時間帯に、街の北と南方面にまだ運行していた。
おそらくこのトラムは、あと数年もすれば、消えてなくなる運命にある。
まだ動いているうちに、その記録を残しておこうと、三毛は思った。
始発駅は、エスプラネードの奥まった公園にあるトラム操車場からである。
夕方、操車場に着き、駅員に聞くと大体毎日16時半ごろから、運行しているとのこと。
料金は市内均一で、わずか7ルピー(10円)。
運転席斜め、後ろの最前席に座って、写真や動画を撮った。
運転手は、一人で立ちながら、目の前にある金銅製の操作板を操っている。
速度計などの一部は、もう壊れて動いていないようだ。
インドの路上マナーは、交通渋滞の激しいタイよりも、ひどい。
歩道ラインの隣を走っている、トラムの専用線路上に、平気で何台も違法駐車している場面に遭遇した。
日が暮れると、交通ルールはなくなり、無法地帯となる。
車だけでなく、オートバイも同じように平気で、線路上に停まっている。警察は見て見ぬふりだ。
その度に、運転手は右手にある汽笛のレバーを引いて、ピューという大きな汽笛を鳴らして、違法駐車の持ち主に合図している。
下の写真は、バイクの持ち主が動かした後。車列がさらにトラムの進行方向を、まだ塞いでいる。
これが、トラムが極端に遅い原因だと、三毛は気づいた。
このトラムは、三毛が小学生の時に、旅行で広島で乗った古い木造のトラムと、運転台がそっくりだと思った。
最初に三毛が乗った路線は、北路線のシャム・バザール行き。
市内を抜けると、速度は徐々に上がり、コルカタ医科大学や学生街を抜けて、終点の市場街へと至る。
その市場を少し観光して、同じ列車に乗って、エスプラネードまで引き返した。
市内を走っているときは、自転車に乗ったような目線で、コルカタの庶民が生活している様を、よく観察できる。
コルカタにいるときに、三毛は南路線にも乗った。
古き良き伝統が、時流に負けて廃れていくのは、仕方がないかもしれないが、これは立派な産業遺産である。
世界遺産のインド3大・山岳鉄道に匹敵する、このコルカタの路面電車。
なんとか無くならずに、1路線でも走り続けてほしいと、私は願っている。
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三毛イキルのコスパ☆レーティング(最大5)
インド コルカタ トラム(チンチン電車) 7ルピー(10円) ☆☆☆☆☆
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