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インド カソール 川湯温泉のお得度は、☆5

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インドの鬼怒川温泉、マニカランには川湯はない。 現地の人からマニカランからバスで20分ほど下った、下の町のカソールに小さな川湯の温泉があると聞いた。 天気が良かったので、歩いて行ってみた。 右手にパールヴァティー渓谷があり、ヒマラヤ山脈からの濁流が轟音と共に流れている。 マニカランはシーク教の聖地のため、頭にターバンを巻いて髭を生やしたシーク教徒が家族連れで車で狭い道を上がってきて大渋滞している。 1時間ほどでカソールに着いた。川湯温泉のことを知っている人は少なく、三人目でようやく場所を知っている人を見つけた。 吊り橋を渡った対岸の河原にあるという。 行ってみると、想像していた湯船のある温泉ではなく、熱湯の湧き出る小さなプールが1つあるだけだった。 手を入れるとあつすぎて、到底入ることなどできない。 そこから湧き出た熱水が、近くの小川に流れ込んでいたので、お尻が隠れるほどの穴を掘って川の水を引き入れてから入った。 管理人などはいないので、料金は無料。 観光客もいない、時々子供を連れた女性が洗濯をするために、ここに来るような場所である。 川湯といえば、10年ほど前までは、シムラーの近くにタタパニという肩まで浸かれる川湯の温泉があった。 残念ながら上流に水力ダムができたことで、川の水が濁って汚くなり、ヘドロが入り込むことで、その川湯は現在無くなってしまった。 インドで本格的な川湯の温泉は、今ではここだけのようだ。 温泉好きの皆さん、マナリだけではなくマニカランにも良いところはたくさんあります。 行ってみては、いかがでしょうか。 ¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥ 三毛イキルのコスパ☆レーティング(最大5) インド カソールの川湯温泉 無料 ☆☆☆☆☆ ¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥ 三毛イキルのプロフィール 外こもり写真(フォトAC   全てダウンロード無料) https://premium.photo-ac.com/profile/24044959 2024 年 2 月~ 7 月のインド・ネパール写真を、 Adobe stock ・フォト AC に追加しました。

インド マニカラン 温泉ホテルのお得度は、☆5

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シムラーからクルを経由して、鄙びた温泉地マニカランに到着した。 三毛は、温泉が大好きだ。 外こもりをするときは、温泉地に長居することが多い。 海外の温泉では、世界各地のいろんな民族の人が、同じ湯船に浸かっている。 外見や肌の色、言葉や習慣は違っていても、同じ湯の中では全員が、ゆったりとして幸せそうな表情をしている。 プーチンやゼレンスキー、ネタニアフやホメイニも、同じ湯船に浸かってお互いじっくりと話をすれば、些細な争いごとは無くなるのに無益なことをしているなと思う。 マニカランを知ったのは、日本でTIRAKITAという輸入雑貨商をやっている経営者のブログを読んだのがきっかけだった。 インドの鬼怒川温泉と、ブログにあった写真を見て私は実感した。 次にインドに来たときは、絶対に行ってみたいと思った。 行ってみると、予想よりも遥かに居心地が良いところだった。 いくつも湯船があり、シーク教の寺院があり、無料で食事ができ、チャイも飲み放題。 おまけに宿代も安い。インド人はシーク教の無料宿泊所に止まる人が多いので、宿はタダには対抗できず、値段を下げざるを得ない。 エアコンなしの個室だが、ダブルベッドの角部屋で、1泊300ルピー(570円)で泊まることができた。 夏でも寒冷の避暑地なので、エアコンは必要ない。 個室にもシャワーはあるが、源泉掛け流しの温泉浴室が、一階にあって宿泊者はいつでも入ることができる。 誰か他の人が入っているときは、入り口にサンダルが置いてあるので、すぐにわかる。 お湯は、微かに硫黄臭がする硫化水素温泉だ。 5日間滞在して、肌がツルツルになった。 一つだけ欠点を挙げると、レストランが少ないので、肉を食べようとすると2軒しか食堂がなかったことだ。 タンドリーチキンを食べるためには、下流のカソールまで20分ほどバスに乗って移動する必要がある。 それを差し引いても、また行きたいと思える温泉地だった。 ¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥ 三毛イキルのコスパ☆レーティング(最大5) インド マニカランの温泉ホテル 300ルピー(570円) ☆☆☆☆☆ ¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥ 三毛イキルのプ...

インド カルカ山岳鉄道のお得度は、☆5

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ニューデリーに戻った三毛は、暑さに耐えきれず、避暑地に移動することにした。 インドには、世界遺産になっている山岳鉄道が3つある。 ダージリン山岳鉄道、ニルギリ山岳鉄道、カルカ山岳鉄道だ。 他にもパタンコートからダラムサラ近郊まで行く山岳鉄道もある。 ニルギリは、南インドのタミルナドゥー州のコインバトーレから避暑地ウーティを結ぶ路線だ。 三毛はまだダージリンには行ったことがない。ニルギリは、12年前に山岳鉄道を利用した。 今回の旅では、ニューデリーから避暑地シムラーに行くために、初めてカルカ山岳鉄道を利用した。 コルカタからの直通列車もあるようだ。 そこからマナリ経由で、北上しラダックに行く予定だ。 ニューデリーから避暑地シムラーに行くには、鉄道が一番安くラクでお得だ。 夜行列車が毎日あり、朝の4時ごろに麓の町カルカに到着する。 山岳鉄道の始発駅だ。カルカの朝はまだ肌寒い。 チャイを飲んで体を温めながら、日が昇るのを待った。 朝、6時20分に列車は出発する。5時間30分の長い道のりだ。 小さな山岳鉄道は、緩やかな長い坂道を、山肌を縫うようにしてゆっくりと登っていく。 トンネルが多い。100箇所以上あると言われている。 当初、家族連れの子供が初めてみるトンネルを喜んで、トンネルに入るたびに歓声を上げていた。 10番目のトンネルを越えた頃から、子供たちも歓声を上げることをしなくなった。 観光の目玉は、山岳鉄道と植民地時代に造られた3重の眼鏡橋だ。 山岳鉄道は、インド国鉄が運営しているので、ニューデリーからは夜行列車と合わせてネットで予約できる。 値段は、地元民が利用する一番安い2Sの木製座席で104ルピー(197円)だった。 インドの鉄道は、信じられないほど安い。 鉄道マニアでなくても、シムラーに行く予定の旅人は、カルカ山岳鉄道に一度は乗った方が良い。 ¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥ 三毛イキルのコスパ☆レーティング(最大5) インド シムラー カルカ山岳鉄道 2S木製座席 104ルピー(197円) ☆☆☆☆☆ ¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥ 三毛イキルのプロフィール 外こもり写真(フォトAC   全...

インド ハリドワール 巡礼宿のレストラン お得度は、☆5

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5月下旬、三毛はリシケシのすぐ南にある街、ハリドワールにいた。 ガンジス川の源流にある氷河(ゴウムク)を見て、ニューデリーに戻るためである。 正午過ぎに到着し、夜行バスを待つまでの間、市内を散策した。 この町もリシケシと同じように、街の東側にガンジス川が流れており、ヒンドゥー教の寺院がある。 リシケシの南にあり、川のすぐ下流にあたる。だから川幅は少し大きくなっている。 ガートと呼ばれる沐浴場が何箇所かあり、川にある階段では多くのインド人が、水浴びをしながら祈りを捧げていた。 路地を歩くと、聖なる牛や修行僧が歩いている。 ヒンドゥー教では、一家の家長はリタイアして全財産を息子に譲った後は、出家して修行を積むことが推奨されている。 金銭や職業、会社組織や上下関係の軋轢にまみれた俗世から解放され、自由に生きるのだ。 狭い路肩では、牛が寝そべり、その反対側では、白い髭を生やした修行僧が半裸で寝そべっていた。 これが聖地の一般的な光景である。 夕方、川岸に向かう路地を歩いていると、たくさんのインド人が白い建物に入っていくのを見た。 ヒンドゥー教の巡礼宿である。外国人は宿泊できないが、中に入ってみた。 多くのインド人が、一階にある食堂の前で長い列を作っていた。 地元民だと思われる母親も、持ち帰り用の容器を持参して、受付で料理が来るのを待っている。 食堂は外国人でも利用できるとのことで、食券を買って、写真が貼ってあったベジターリーを注文する。 わずか130ルピーだ。 出てきた料理を見て驚いた。支払った倍以上の値段がついても、おかしくない内容だ。 ナスとインゲンのサブジ(野菜炒め)、じゃがいものカレー、大豆のカレー、ししとうの素揚げ、がメインのおかず。 味のバリエーションも見事で、スパイスがふんだんに使われている。そんなに辛くない。 肉団子に見立てたパコーラ、ラッシーや、デザートにリンゴの蜂蜜和えまであった。 北インドで食べたベジミールでは、トップクラスの味だ、しかも安い。 おそらく、インド各地から巡礼に来たヒンドゥー教徒をもてなすために、篤志家が寄付をして食堂の運営をしているのだろう。 またハリドワールに行った時は、行ってみたいと思うレストランだった。 ¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥...