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インド ニューデリー コラプリ・チャッパルのお得度は、☆5

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あなたはインドで、この革サンダルを見たことがあるだろうか? コラプリ・チャッパルと呼ばれる革のサンダルで、コラプリとはマハーラシュトラ州にある街の名前だ。 そこで最初に作られた手作りのサンダルで、使えば使うほど足に馴染み、とても頑丈なのが特徴である。 飴色の革は牛皮をなめして、染色されて作られている。 昔からある本物のコラプリ・チャッパルは、ソールも全て牛革製である。 靴底に3〜4枚の本革を木槌で叩いて重ね合わせて、側縁を極細の皮紐で縫って作られている。 ほとんどが手作りの伝統工芸品だ。 昔から営業している地元の靴屋さんに行くと、コラプリ・チャッパルは年配のインド人に根強い人気があるので、取り扱いがまだある。 ただし、作る職人の数が減ってきているため、最近ではソールが安価なゴム製のチャッパルを見かけることも多くなった。 10年以上前は250〜300ルピーで、本物のコラプリ・チャッパルを買うことができた。 今回の旅では、南インドからラダックまで北上して、どの地域で一番安くコラプリ・チャッパルを購入することができるのかを調査してみた。 ムンバイでは、値切って600ルピー(1140円)、ジャイプルでは550ルピー(1045円)、他の地域でも500ルピー前後。 結局、一番安かったのはニューデリーの安宿街、パハール・ガンジの靴屋さんだった。 支払った金額は値切って400ルピー(760円)。昔はもう少し、安かったが仕方ない。 物価上昇を加味すれば、この値段は十分、妥当なプライスだろう。 インド各地でお宝を探してダメだった挙句、自宅に帰ったら、軒下にお宝があったような感じだ。 灯台もと暗しとは、このことをいうのだろうか? コラプリ・チャッパルが欲しい読者の皆さん、帰国日前日に、ニューデリー駅前の安宿街パハール・ガンジで購入することをおすすめします。 ただ注意してほしいのは、インド雑貨を扱うプロの業者は、この地域では、あまり買わない方がいいと言うことだ。 全体的に、品質の悪い雑な、粗悪品が多い。 ネパールでも、同様のことが言えるが、旅行者が多く集まる場所は、土産物は割高につく事が多い。 自分で品質を吟味でき、お目当ての品を交渉して、安く買うスキルがある旅人なら、この場所はお勧めである。 ¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥...

インド ニューデリー シーク教のグルドワラ お得度は、☆5

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7月初旬に、2週間滞在したラダックから、 乗合タクシーで、夜19時にマナリに到着した。 さっそく温泉に浸かって、丸一日かけた峠越えの疲れを癒す。 しばらくマナリに滞在して、ゆっくりと温泉に浸かり、ニューデリーに戻る予定だ。 そしてベトナム経由で、半年ぶりに、東京の自宅に戻る。 マナリは、名産のマリファナを吸いに、たくさんの外国人が集まる場所だ。 でも三毛は、ドラッグやタバコの類は、絶対にやらない人間である。酒も、ほとんど飲まない。 現状の生活に満足しているし、自分の体に悪いことは、絶対にやりたくないのである。 私の趣味は海外旅行以外に、剣道が好きなので、呼吸に悪いことをしたくないからだ。 剣道教士7段を取ることを、人生の目標としている。呼吸法は、剣士の生命線だ。 肺を痛めることは、即スタミナ切れにつながり、大事な剣道の駆け引きができなくなってしまう。 三毛は信仰心のない人間で、神はどこかにいるとは思うが、あまり宗教は気にしない人間だ。 でもシーク教は、仏教や神道以上に気に入っている。 信者が平等で上下関係がなく、シーク教の寺院(グルドワラ)に行くと宿泊、食事、入浴全て無料だからだ。 だからグルドワラは、インドでは貧乏旅行者には、一種の避難所のような場所となる。 シーク教は16世紀にグル・ナーナクが始めた宗教だ。 イスラム教の影響を受けて、ヒンドゥー教の改革を掲げ、絶対真理信仰、偶像崇拝の否定、カーストの否認などを説いている。 世界で5番目に人口の多い宗教で、インドのパンジャブ州が発祥だ。 以前の記事でも紹介した、アムリトサルの黄金寺院は、貧乏旅行者には、おすすめの場所の一つである。 毎日、10万食のカレーが無料で配られて、外国人専用のドミトリーに無料で宿泊でき、入浴もタダ、チャイやお菓子まである。 粗食と南京虫、いびきと悪臭に耐えられる猛者の若者には、おすすめの場所である。 でも三毛は、アムリトサルのグルドワラでは、食事だけして小銭を喜捨した。 冷房があると噂される外国人専用のドミトリーには、いくら無料でも泊まりたくはない。 ドミは集団生活で、疲れが取りにくく、もう私のような年寄りには、キツイ場所なのである。 未来のある日本の若者は、人生経験に一度は泊まってみるといいだろう。 ¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥...

インド カルギル アムールのアイスバー お得度は、☆5

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ラダックは、さまざまな民族の独特な文化が入り混じっていて、旅行すると面白いところだ。 基本は仏教を主体とするチベット文化圏なのだが、ネパールと違ってイスラム風の建物も、街中でよく見かける。 ラダックの州都、レーの繁華街にも、スンニ派やシーア派のモスクが徒歩圏内に立ち並んでいる、 三毛は当初2週間の滞在期間中に、レー近郊の観光を済ませたら、チベット文化圏の奥地ザンスカールに行こうと思っていた。 ところが宿の主人から、レーからラマユルで一泊して、カルギルを見ると面白いよ、とアドバイスを受けた。 カルギルはパキスタン国境に近く、完全にイスラム文化が浸透している街だという。 そこで三毛は、インドの多様な文化を見てみたいと思い、カルギルに行くことにした。 行きはレーからカルギルに丸一日かけて、ローカルバスで直行する。 着いたのは夜23時過ぎ、一夜明けて、朝からカルギルの街歩きをした。 やはり、パキスタン系の住人が、多く住んでいる街だった。異国情緒に溢れている。 道ゆく人々の服装は、女性はサリーの服装ではなく、ヒジャブやチャドルを被っている。 女性は綺麗な髪を隠すべき、というイスラム教徒の服装だ。 街の中心部には、巨大なモスクが2つあった。 アザーンが始まる前なのに、そこでは男性の住民が多く集まって礼拝している。 男性もカミーズと呼ばれる丈の長い上着を着て、住民全員が頭にイスラム帽をかぶっている。 街中の看板を見ると使用される言語は、パキスタンのウルドゥー語を使用していた。 インドを旅行している感じが、全くしない。 ここはインドの中の小さなパキスタン、ありのままのイスラム文化の飛び地だ。 地図を見るとカルギルは、インドとパキスタンの停戦ラインから、わずか10キロしか離れていないことがわかる。 それでも現在、カルギルはラダックでも第2の人口を擁するインドの都市なのだ。 インドなのに、私がまだ訪問したことのないパキスタンで暮らしている、 そんな不思議な感じがした。 街の中心部には、巨大なモスクが2つあった。 他にも、民営の小さなハマーム(蒸し風呂)や、私設 博物館があった。 小さな市場には、アムールの直売所があり、ここでも三毛は、お気に入りのピスタチオ・ミルクバーを買った。 一つ30ルピー。地元のお母さん連中が集団で...