ミャンマー 19世紀末の銀細工箱②
ミャンマー 19世紀末の銀細工箱②
箱の底部分です。
手掘りで彫刻が施されています。何かの動物の絵柄でしょうか?
この骨董を、どこの誰が制作したのか、その手がかりとなりそうです。
骨董の楽しみの一つは、所有者の物欲・知識欲を刺激するところです。私はこの銀細工箱が作られた文化的背景を調べたいと思いました。
4つ足の動物・獣に見えます。足先には鋭利な爪が彫られています。
拡大してみましょう。顔は獣のようで、前足からは炎が出ており、尻尾の先は槍のようになっています。現世の動物ではないということが、一目で分かります。
入手当初は、獅子か狛犬かと思いましたが、よく見ると全身に鱗が生え、尻尾は蛇のようにうねっています。
コメント