ミャンマー 銀細工箱の由来を探して マハムニ寺院の鞘(さや)
ミャンマー 銀細工箱の由来を探して マハムニ寺院の鞘(さや)
隣のブースは、ミャンマー王族男性の当装具に関する展示コーナです。金象嵌やシルバーを中心とする貴金属で装飾された武具外装の鞘がずらりと並んでいます。
日本刀のような、弓なりの形の鞘ですね。一般的な日本刀の長さである、2尺3寸よりも身幅や鞘が長い印象を受けます。
この刀身(本身の部分)そのものの展示は、ありませんでした。ミャンマー刀剣の鉄の素材や波紋も見たかったのですが、残念です。
一番手前にある刀剣は銀の彫刻が施されています。重量感がありそうですね。実戦向きではなく王族が儀式の際に使用する、儀礼用の剣だと思います。
一部は象牙が使われており、柄の部分まで銀細工の彫刻が施されています。
展示してあるビルマの刀剣は、持ち手の柄部分が、日本刀に近いタイプと、剣道の竹刀のように丸い棒状になっているタイプの2種類あります。
これが個人的には興味深いところです。柄が丸いと、実際に刀を振った時に刃先がぶれて、実戦でうまく切ることが困難なような気がします。
バランスや振り具合は、実際のところ、どうなんでしょうか?
(次回へ続く)
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