ミャンマー 骨董品の漆器を探して バガン⑧

ミャンマー 骨董品の漆器を探して バガン⑧

骨董品の漆器は、どこに眠っているのでしょうか。

街中を隈なく探しましたが、バガンでは骨董品の漆器を扱う店を見つけることはできませんでした。

翌日にマンダレーに戻ろうか、私は迷いながら宿に戻りました。

結局あと一日バガンに滞在することにしました。宿の黒猫が可愛くて、私に懐いてくれたのです。猫がいる宿は、居心地が良いのです。

今考えると、この黒猫が私に骨董に出会うチャンスを与えてくれました。骨董品の漆器は私が思いもしないところにあったのです。

バガンの郊外の屋台で、朝食にモヒンガーという麺料理を食べていると、「日本人ですか?」と片言の話しかけてくる若い女性に会いました。

彼女は「地元の高校生で、欧米ツアーガイドのアルバイトを時々しています。お願い事があるんですけど。」と私に言いました。流暢な英語が話せるようです。

「日本人ツアー観光客からチップに日本の硬貨がもらえることがあります。それが1000円ほどの纏まった額になったので、ミャンマーのお金(チャット)に変えてもらえないでしょうか?」

大した額ではないので、快く良いレートで両替してあげました。すると彼女はお礼に自分の村を案内してくれるとのこと。

私はバックパッカーで時間に融通がきくし、村も近くなので行ってみることにしました。村は屋台から3キロほど離れた郊外にありました。

赤い木の実を庭に干しています。壁が藤で編まれた平屋建ての民家です。


別の民家です。風通しの良い、陽気で開放的な平屋建ての民家です。彼女のおじさんが夫婦で住んでいました。


どの家族も、民家の隣に牛を2頭飼っています。田んぼや畑を耕す際の動力源ともなり、農作業に欠かせないとのことでした。

牛の首にかかっている黄銅の鐘が、カランカランと心地よい音でなっています。

本当に気持ちの良い農村です。

(次回へ続く)



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