ミャンマー 銀細工箱の由来を探して マハムニ寺院の銀容器①
ミャンマー 銀細工箱の由来を探して マハムニ寺院の銀容器①
貴金属で作られた宝物の展示コーナーがありました。
仏教を手厚く信仰するミャンマーの人々が、マハムニ寺院に寄進した貴重なお宝が、きれいにに展示されています。
説明文によると、これは「Pan (パン)」という銀の入れ物です。
水桶でしょうか?托鉢のお坊さんが両手に持つ鉢に形が似ています。
「パン」と呼ばれる銀細工に関する解説です。
8世紀から9世紀に現在のビルマ族により、征服された少数民族であるピュー族の金属加工技術やデザイン文様は優れていた。
それを現地に定住したビルマ族の金銀細工師が学び、伝統を継承した。
その後、王室お抱え職人を中心に、優れた技術が世襲制で何世代も継承され、現在に至る。
よく見ると三毛所持の銀細工箱と同じような絵柄(キマイラ、鵺)が、底の裏にありました。
これは、制作工房のトレードマークなのか?はたまた、所有者が掘らせたのか?
ぬえがミャンマーでは悪魔と捉えられ、底の裏にそれを掘ることで、日常的に災いを退治する意味合いがあるのか?
とても興味深いです。
(次回に続く)
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