インド 古都オルチャ 生活骨董を探す旅⑧
インド 古都オルチャ 生活骨董を探す旅⑧
この村では、日用品として昔から真鍮製品が多く使われてきたようです。
その影響もあって、今でもカレーを盛り付ける大皿や水差しは村の中でよく見かけます。
女性が額につける染料の粉が入った器(ビンディ入れ)も真鍮製品で、村の商店で売られていました。
そこで骨董屋がないか、村を歩き回って丹念に探します。
でも、さすがにここは田舎町。しかもアグラやバラナシのように、有名な観光地ではありません。
夕方、宿に戻る前に小腹が空いてスナックを食べようと、ある路地に入りました。
そこでは鉄板焼きで、小麦粉をつぶして、そこにダール豆や玉ねぎを入れて炒めたものを出しています。
香ばしいにおいに惹かれ、私も注文しました。注文がある毎に、具材を丁寧に炒めていきます。
カレー味のお好み焼きみたいな感じで、美味でした。
その屋台の隣の店が、犬の保護センターになっていて、鎖に繋がれた子犬が遊んでいました。
食べ終わったあと、子犬と遊ぼうとその店に行くと、ショーウインドーがあり古そうな道具が展示してありました。
ちょうど店じまいをしているところで、軽く店内を拝見しました。
すると古そうな真鍮製品があるではないですか。
ちょっと気になる一品があったので、店主のいかつい大男に聞いてみました。
「100ドル」と真鍮製品としては、予想外に高い値段。100年以上前に、王宮で使われていたものだからと、吹っかけてきます。
貧乏旅行者でそんなお金はないよと言って、そそくさと退散しました。
それでも、欲しかった真鍮製品を頭に焼き付けながら、宿に戻りました。
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