ウルムチ市内の再開発
ウルムチ市内の再開発
ウルムチを訪れるのは2回目ですが、20年前と比べて、街の活気がなくなった印象を受けました。
鉄道や高速道路の発達で、中国人の西域進出が活発化した結果、漢民族の文化が街中に目立つようになったのです。
再開発で古いモスクや寺院が次々と取り壊されているのを、今回は目の当たりにしました。
加えて、街中は監視カメラだらけです。
モスクの入り口には、身分証をチェックする自動改札機が置かれており、監視を恐れて集団礼拝をする人は誰もいませんでした。
街中では頻繁に警察や公安の車両が巡回し、小規模な交番が至る所に設置されています。
イスラムの影響を受けたでウイグル文化が衰退し、中国沿岸部の巨大都市と変わらない街並みになってしまいました。
(ウルムチの街並み)
再開発後のウイグル風の建物には、何の魅力も私は感じません。
数百年の歴史のある建物や寺院を取り壊して、その跡地に新しいウイグル風の観光テーマパークが造られても、目の肥えた外国人観光客の心には全く響かないと思うのですが・・・・。
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