世界遺産の城塞都市ブハラ ⑥
世界遺産の城塞都市ブハラ ⑥
羊肉の串焼きとミートパイで腹を満たした後で、市内の骨董や工芸品を探しに出かけました。
一週間の滞在中、骨董店をいろいろ探しましたが、これといって目ぼしい店に巡り会えませんでした。
街角の露店では、古い絨毯の切れ端、ロシア時代のソビエト兵の帽子や、ホーローの軍隊コップなど古い日用品を売っている店はありました。
でも残念ながら、私が欲しいと思うような質の良い骨董はありませんでした。
そこで対象を変えて、自宅で日常で使用するための工芸品を探すことにします。
中央アジアの特産品といえば、絨毯です。シルクロードは、カーペット生産地域と重なっており、ここウズベキスタンでは羊の手織り絨毯が安価に手に入ります。
遊牧民が好きなのは、赤色です。アフガニスタン産の絨毯は、中央に大きな模様が入るメダリオン柄の絨毯が主流です。
上の写真の右下にあるような、クリムゾンレッドの色ですね。
でもこの色は、日本家屋にはちょっと合わないんです。特に暑い夏は、余計暑くなりそうです。
青を基調にした、絨毯が欲しかったのですが、青は染料の値段が昔から高く、主流ではないとのことでした。
そこで、似たようなメダリオンの絨毯で、青が一番よく使われていた絨毯はこちらです。
おそらく、カスピ海を挟んだ反対側のアゼルバイジャン、旧ソ連コーカサス地方で作られた絨毯だと思いますが、こういう系統の絨毯が少し売られており、大変気に入りました。
ただ、メダリオン柄は飽きのこないデザインですが、私にはちょっと保守的すぎて、面白みにかけるのです。
何か、もう一捻り模様に奇抜さが欲しいです。
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