(実話)マレーシア 中華街のホームレス


物価の安い東南アジアで外こもりをするときに、意識せざるを得ないのは、その国の貧困問題である。

三毛は、裕福な生まれではない。労働者階級の出身だ。


高校時代は、貧乏から抜け出すために、必死になって勉強した。


大学生の時に、郵便局ではじめて通帳を作ったが、残高は文字通り、ゼロからのスタートだった。


時給の良かった塾講師のアルバイトの合間に、きつい肉体労働の、日雇いアルバイトをいくつも掛け持ちして、貧乏な学生生活の足しにしていた。


いわば、最底辺の学生生活を送っていた。


大学を卒業して、金融業界で毎日毎日、奴隷のように働いて、最低限の外こもりをできるだけの小金を貯めた。


だから、東南アジアで外こもりをする際にも、最下層の生活を送る人たちが、とても気になるのだ。


彼らよりは恵まれているとはいえ、三毛もまた、厳しい資本主義社会から、ドロップアウトした人間だからである。


今の社会的なステータスは無職で、家族すら持てなかった、ナワバリもない「野良犬」を自認している。


彼らは、私の分身でもあるのだ。


日本のように、彼らホームレスをサポートする団体はあるのだろうか?


赤道直下のマレーシアの蒸し暑い夜の路上で、私はゾッとする寒気を感じた。


三毛イキルのプロフィール 外こもり写真(フォトAC   全てダウンロード無料)

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