(実話)インド 古代インド人の人間らしさについて
11年ほど前に、ハンピの寺院を最初におとずれた時に、面白い彫像を見つけた。
ヒンズー教の女神が、股を広げて立ち小便しているレリーフである。
他の寺院では見たことがない姿が、日本に帰っても脳裏から離れなかった。
残念ながら、その時は寺院に参拝するため、カメラを持っていかなかったため、記録に残せなかった。
この写真を撮るのが、再びハンピに来た理由である。
柔らかいソープストーンを削って作られたと思われる彫像は、三毛の記憶通りだった。
立ち小便している女神は、さぞかし勢いのある立派な放尿をしているのだろう。
実に誇らしげな表情をしている。
両脇にいる男女の従者は、それを止めることなく、微笑みながら見ている。
ヒンズー教の神々が自らの性器を、剥き出しにして尿を撒き散らかすのは、五穀豊穣の意味があるのだろうか。
古代インド人の性に対する解放性を象徴する彫像である。
三毛イキルのプロフィール 外こもり写真(フォトAC 全てダウンロード無料)
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