(実話)インド ウダイプル 骨董品を求めて街歩き
インドを旅行すると、どんなに小さな村にも、必ず1軒は鍛冶屋がある。
鍛冶屋にも2種類ある。
鉄やステンレスの刃物を扱う刃物職人と、ブロンズや真鍮を打ち出し、加工してコップや皿を作る職人の2つだ。
三毛は金属工芸の収集が趣味で、アジアの古い銀製品を中心に集めている。
100年以上前の骨董品だと、国外に持ち出すのが大変なので、戦後に作られたヴィンテージ品で、良いものを集めている。
インドでは銀だけでなく、ブロンズや真鍮の美術工芸品にも優れたものが多い。
これはブーンディの骨董屋で見つけた、真鍮でできた曲刀の柄部分。
うさぎを捉えようとする、ヒョウのデザインが躍動的で素晴らしい。
柄の図柄としては良く見るタイプだが、私の好きなデザインだ。
反り返った鉄製の刃がついていればよかったが、なかった。
銃刀法の関係で、日本に持って帰ることができないので仕方ない。
こちらはウダイプルで見つけた、銀細工店のショーウィンドウ。
腕輪にヴィンテージ品がいくつかあるが、あとは10〜20年前に作られた比較的新しいもので、デザインも雑。
一番手前の中央にある孔雀の銀針金細工も、既製品で大量生産されたもので、面白みはない。
銀メッキの品もいくつか紛れ込んでいて、買いたい衝動には駆られなかった。
別の店で、三毛の物欲を刺激したのが、ダマスクス鋼のフォークのすぐ左にある、手術用の古いメス。
ムスリムの医者が使うもので、アラーの加護を願って柄部分に祈祷文が入っている。
荷物の関係上、今回はスルーしたが、次回は手に入れたい。
こんなふうに、自分だけのお宝を求めて、街歩きをするのも大好きである。
三毛イキルのプロフィール 外こもり写真(フォトAC 全てダウンロード無料)
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2024年2月~7月のインド・ネパール写真を、Adobe stock・フォトACに新規追加しました。
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