(実話)ネパール カトマンズ チベット居住区の銅製工芸品
インドやネパールを旅して、いつも感じるのが銅を日用品として、うまく活用していることである。
日本では、銅の錆である、緑青が体に毒だという説が昔からあったため、純粋に銅食器として使うことができない。
日本製の銅コップは、その内側に別の錆びない金属で、必ずコーティングがされている。
緑青は銅板の表面に皮膜を作って、内部の腐食を防ぎ、抗菌効果を生む良い側面もある。
緑青それ自体に毒性はないというのが、今の定説である。
三毛はネパールの有名な観光名所、巨大な白い仏塔のあるボダナートにいた。
多くの観光客が、右回りに歩いて、祈りを捧げている。
その周囲には、カトマンズ有数のチベット人居住区が広がっている。
その一角に、銅製品を作っている小さな工房があった。
家族経営ながら、分業体制で効率よく、製品を作っていた。
一つ一つ手作業で、銅の小皿をハンバーで叩いて、打ち出しの模様をつけている。
向かいの店にあるショーウィンドーを見ると、彫刻の入った見事な銅細工のお椀が並んでいる。
これは祭壇で水を捧げる仏具。セット販売していた。
1つだけ欲しかったが、難しいだろうと思って、三毛は声をかけなかった。
唐草模様の彫刻が見事な、伝統工芸品である。
三毛イキルのプロフィール 外こもり写真(フォトAC 全てダウンロード無料)
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三毛イキルのYouTube動画始めました。
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一般庶民の日常生活、誰もが憧れる下町の狭い路地、野良犬や野良猫がメインテーマ。
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