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インド レー ノースフェイスの偽物ジャケット お得度は、☆1

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6月中旬、三毛はラダックのレーにいた。 私は骨董だけでなくブランド古着も好きで、日本でも各地のフリーマーケットに安くて、品質の良い服を探しに行く。 もちろん日本のフリマにも、たくさん偽物は出回っている。 フリマ会場には、たいてい友達から頼まれたという売り文句で、偽ブランドを隠して販売する売人がいる。 彼らは素人を装うプロの出品者で、善意の第3者を演じている。 その実態は、正規ブランドから少し安い、絶妙な価格で客を騙して販売する悪質な露天商である。 マニアの客はそれを理解して、買う人もいるのだろうが、ごく少数派で、多くの素人が騙されている。 本当に安くて良い、本物のブランド品は、開場前に出品者同士でやり取りされて、売り切れるのも早い。 フリマは、良いものは早いもの勝ち、開場前に売り切れる、お友達優先のシビアな世界なのである。 三毛は、10年以上前に渋谷のフリマで友人から手に入れた、本物のヌプシ・ジャケットを愛用している。 実売価格は、正規店で買うと、当時でも5万円以上はした。 布地の質感、色や耐久性、羽毛の質は、中国製の偽物とは全く違う。 本物を知っていると見た目、手触りが偽物をみた時に全く違うことに、すぐ気づくのだ。 このダウンジャケットに、何度助けられたか、本当に数えきれない。 乾季のインドでは、ラジャスターン州の砂漠地帯は、夜になると気温が0度近くまで下がることがある。 そんな時に、夜行列車で移動すると、夜風がきつくて防寒着がないと寒くて眠れない。 地元民は、毛布を2〜3枚持参して乗車していた。 体感温度は、氷点下である。 エアコンなしの寝台列車だと、吹きっさらしの夜風に体温を奪われて、低体温症で死ぬ危険もあった。 インドの夜行列車は一度出発すると走行中は、盗難防止のため違う等級の寝台列車への車内移動ができなくなる。 このノースフェイスのダウンジャケットを着て、持参していた寝袋にくるまって寝ても、まだ寒くてよく寝れなかったのを覚えている。 レーにも、偽物ヌプシを売っているセレクトショップがあった。町中に、アウトドアブランドの安価な偽物が溢れている。 カトマンズでも、同じ品をよく見かけた。中国から大量に偽物が入ってきているのだろう。 手触りも固く、中に入っている羽毛も触っただけでゴワゴワとし...

(経済)アベノミクスの負の遺産、円安で貧しくなった日本人

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シムラーやマナリ、ダラムサラなど、インド北部の山岳部にある有名な避暑地には、多国籍の観光客が多く集まる。 ハネムーンで訪れたインド人カップルに混じって、長期滞在の外国人旅行者も目に付く。 インドを旅する外国人は、今ではイスラエル人やロシア人が多い。 日本人は昔と比べると、数は激減した。 日本では30年以上のデフレが続く中、無能な政治家は抜本的な改革ができず、既得権益を守り続け、政治が停滞。 スマホやAIなどの新規産業の育成にも失敗する。 金儲けのネタがなくなり、年収が減る中、税金負担が増え、サラリーマンの手取りが減少し続けているのが現状だ。 その結果、結婚して子供を持つことがリスクとなり、結婚願望を持つ若者が減少する。 少子高齢化が進み、円安も加速して、今の日本の若者は、気軽に海外を旅行できる環境ではなくなった。 それを象徴する実体験を紹介したい。 インドの山奥で、オーストラリアでワーキングホリデーをしてから、現地を旅行していた日本人青年に出会った。 オーストラリアのワーホリの時給は、円安の影響もあり、ちょっとした皿洗いの仕事でも時給3000円以上からあるそう。 アルバイト契約の最低時給が29オーストラリアドル(2900円)に設定されており、1ヶ月の収入は40万円以上稼げると言っていた。 20年前の日本では、考えられない状況である。 当時は、日本で皿洗いをしていた時給の方が、オーストラリアよりも高かった。 今よりも円高の時でもあり、オーストラリアでワーホリしても、円建ての時給は500円ほどだったと記憶している。 だからワーホリをしながら、オーストラリアで職歴を埋めようとする若者は皆無だった。 それが今、逆転した事になる。 その日本人青年は、国内で滞留するような凡人ではなく、このような時流をよく理解して、英語も話せる聡明な若者だった。 きっと将来、成功する人物になるだろうと、彼と話をしながら、三毛はそう思った。 と同時に日本は、もはや先進国ではないことを痛感した。 安倍政権が第三の矢にあたる構造改革を一切しなかったツケが、コロナ明け後の輸入インフレや、円安による物価高騰に現れている。 新米の値段も、去年の3倍になった。 銘柄米だと、5キロで5000円を超える値段が、スーパーマーケットで付いている。 10年前...

インド レー 生乳ヨーグルト お得度は、☆5

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インドの食べ物は、辛いカレーだけではない。 甘党の人にも、大人気の食べ物がある。 その代表格が、ラッシーだ。 辛いインドカレーを食べた後に、冷えて酸っぱくて、とても甘いラッシーを飲む。 唐辛子でヒリヒリした口の中を、このラッシーで中和するのだ。 この味の変化を楽しめるようになると、インド旅行の深みに、あなたは足を踏み入れたことになる。 ラッシーは、インドの多様性を象徴するような食べ物である。 どんなに小さな街にも、チャイ屋とラッシー屋を見つけることができる。 グラスいっぱいで、チャイは10ルピー、ラッシーは50ルピーというのが、今の相場である。 場所によって、柘榴の実が入っていたり、アーモンドやカルダモンのかけらが入っていたりするのが面白い。 個人的には、パンジャブ州やグジャラート州、ラダックのラッシーが、お勧めである。 レーの繁華街にある、スンニ派の木造モスクのすぐ奥に、パキスタン系の住人が古くから営んでいる酪農ショップがあった。 この店のラッシーはうまかった。塩味と砂糖味の2種類がある。 値段は、一杯で60ルピー(110円)。 中央アジアの遊牧地帯に近づくほど、乳製品を上手に食材として提供するレストランが増える。 禁煙や禁酒が盛んな州では、甘党の人が増えるので、競争が激しくなり、味も良くなるのだろう。 ガイドブックでは、ジャイプルのラッシーが日本では最も有名だが、それよりも格段に安くて美味しかったのを覚えている。 読者の皆さんにも、滞在先でお気に入りのラッシー屋さんを見つけてほしい。 ¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥ 三毛イキルのコスパ☆レーティング(最大5) インド 冷えたラッシー 50〜60ルピー(110円) ☆☆☆☆☆ ¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥ 三毛イキルの外こもり写真(フォトAC   全てダウンロード無料) https://premium.photo-ac.com/profile/24044959 6000枚以上の写真を、無料ダウンロード公開中。 三毛イキルのYouTube動画(チャンネル登録をお願いします ✋ ) https://www.youtube.com/channel/UC...