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インド アウランガバード ダウラダバード城のお得度は、☆4 

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三毛は3月中旬にハイデラバードを出発して、世界遺産で有名なエローラ遺跡のある、アウランガバードへ向かった。 エローラをもう一回見たかったのと、前回行けなかったダウラダバード城に行くためである。 インドには、3大名城と呼ばれる有名なフォートがある。 ラジャスターンのクンバルガール城、ハイデラバードのゴールコンダ城、ジョードプルのメヘランガール城だ。 他にも、それに匹敵するレベルの、行っておいた方が良い城はたくさんある。 ジャイプルのアンベール城や、ラジャスターンのチットールガル城、ブーンディやマンドゥ、レーの王城、ジャラワルの河川城など数えきれない。 なにしろ18世紀後半にムガール帝国が分裂してからは、民族や宗教ごとに600以上の藩王国があって、王城や宮殿が建てられたのだ。 しかも上記の城が建てられたのは、そのずっと前の時代である。 アウランガバードにあるダウラダバード城は、規模は小さいながらも難攻不落の名城と呼ばれている。 エローラからの帰り道、バスを途中下車してダウラダバードの入り口に着いた。 予想以上に小さな城だ。でも奥行きはありそうだ。 中に入ると、王宮にたどり着くまでに、細い一本道が続いている。 敵兵だと到着までに上から撃たれる弓矢で、ほとんど全滅しそうな道のりである。 しかも途中に跳ね上げ橋が架けられた箇所があり、それがなければ、王宮のある城内には絶対に入れない作りとなっている。 吊り橋を越えても、王宮に行くまでに岩山の洞窟を登る必要があり、中は真っ暗である。 日本の城よりも、はるかに固い守りの自然の岩山をうまく利用した山城である。 3大名城と比べると、規模は小さいが入場料の元は十分に取れる観光地だと思った。 外国人はどこでもインド人の最低10倍以上はする観光料を支払わねばならないのは、癪に触るが仕方ない。 5 年ビザの 25 ドルは安すぎるので、これはその上乗せ料金だと思えばいいのだ。 読者のみなさんにも、おすすめしたいインドの名城の一つである。 ¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥ 三毛イキルのコスパ☆レーティング(最大5) インド ダウラダバード城 入場料(外国人料金) 300ルピー(570円)☆☆☆☆ ¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥...

インド 鉄道ネット予約アプリ お得度は、☆5

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三毛はインドの夜行列車が、大好きだ。 ほとんどのバックパッカーは、海外で長距離移動するときは、バスよりも鉄道を選ぶ。 列車の方が、酷い渋滞に巻き込まれず、トイレも行き放題で、揺れも少なく快適だからだ。 特に寝ている間に、何百キロも移動できるインドの夜行列車は、ホテル代も節約できるので、私のお気に入りである。 最近はアイフォンのアプリでも、鉄道スマホのアプリ(ixigo)が利用できるようになった。 昔のように窓口で予約票を記入して、長時間列に並ばなくても良くなった。 外国人も利用できる。 でもインドだと最長3ヶ月までしか、外国人旅行者は同じ電話番号が使えない(これ重要!)。 インド国内の電話番号だと、インド国鉄のネット登録料は無料である。 三毛は来年以降もインドを旅するので、インド国鉄サイトの初期登録で、外国人登録料を支払って、日本の携帯番号で登録した。 外国人登録料は、外国人がインド国鉄に初期登録するときの費用である。 わずか123ルピー(230円)だった。 登録が完了すると登録先の電話にSNSで通知がくるが、これが催促しても1週間ぐらいはかかる。 だからなるべく、早めにした方が良い。 登録が完了すると、電話番号のメッセージに暗証番号が送られてくるはずだ。 それを使ってixigoの初期登録で、インド国鉄のサイトに登録承認をして、アプリを紐付けすれば完了する。 利便性が向上し、値段は格安のままなので、鉄道を使わない手はない。 予約を取る際は、民間企業のIXIGOに別途手数料を支払う必要があるが、数パーセントほどだ。そんなに高くない。 これの良い点はたくさんある。 まず、リアルタイムで予約できるので、窓口に行き紙を記入して列に並ぶ必要がなくなること。 緊急発券のタトカルも利用できること。 列車の現在地が地図で表示され、自分がどこにいるのか乗車後もすぐにわかること。 アラームをつけていれば、乗車後に到着駅に近づいた時に、知らせてくれること。 そして予約した列車が遅延した時にも、登録した携帯電話番号に当日何時間遅れか、SNSでリアルタイムに通知が来ることである。 便利なこと、この上ない。 移動距離単位の運賃では、インドの国鉄は長距離バスよりも、格段に安い。 またインドの列車は、物売りがたくさんいて、彼らをみているだけで面白い...

(投資)株式の逆指値注文を活用したリスク管理方法②

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投資が、好きな人向けの記事です。これでリスク管理方法のタイトルは終わりです。 株式の逆指値注文を用いて得た教訓と体験談 前回の続きである。 全てにおいてメリットしかない注文方法など存在しない。リスクをとるからこそ、リターンが得られるというのが、マーケットの原則である。 当然、逆指値注文にもデメリットは存在する。 それは、逆指値によるストップロス注文の水準を保守的に設定しすぎると、通常の相場変動だけで、すぐに損切りが発動してしまうことである。 私も最初に逆指値注文に慣れなかった頃、ストップロス額を低く見積りすぎて、数時間でロスカットした体験をした。 だから、日足のチャートを見て、過去一ヶ月の変動率が5%を超えていれば、次の一ヶ月に一度は損切りが発動するかもしれないと考えた方がいい。 体験談から得た逆指値注文の上手な活用法とは次の2つである。 あなたの教訓としてほしい。 まず1つ目は、対象銘柄の底値を見極めることで、通常の相場変動による損切りの発動を防ぐことである。 ダラダラと下がり続ける株価は、そのトレンドが続くことも多い。大底をつけてから投資しても遅くないのである。 2つめは逆指値によるストップロスの水準を広げることである。 マイナス5%の水準からマイナス10%に広げれば、その分だけ損切りが自動的に発動される可能性が低くなる。 また業種分散や銘柄分散により、あなたが保有する株の中身が適度に分散することも大切だ。 余裕資金としての株式資産総額で見た場合、業種別の分散効果により、損切りされる可能性は全体として低くなる。 なぜなら、すべての銘柄が同じ動きをするわけではないからだ。タバコ株が暴落した場合に、ヘルスケア株や医薬品株は上昇することが多い。 だから、あなたが好きで得意な業界の分析を、毎日続けていくことが大切なのである。 特定の業界に精通していれば、自ずと持ち株の癖もわかるようになるだろう。 (中国 成都の太極拳教室) 5歳児の生徒たちを、後ろから見守る道教寺院の石像。見ていて心がなごむ。 三毛イキルのプロフィール 外こもり写真(フォトAC   全てダウンロード無料) https://premium.photo-ac.com/profile/24044959

インド ハーフビスケットのお得度は、☆5

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三毛は、日本でもインドでも、朝食はチャイのみである。 起床後に2時間ぐらいして、3杯目を飲んだ頃は、少し小腹が空いてくる。 昼食にはまだ早いが、何か食べたいという欲求が出てくる頃だ。 そんな時に、ピッタリなのが、インドでよく見かけるハーフサイズのビスケットである。 一番安いミルクビスケットで、たったの5ルピー(9円)。 チョコや、ミルククリームを挟んだものだと、10ルピー(19円)が相場である。 めちゃくちゃ安い、そして文句なしに美味い。政府の補助があるのだろうかと考えるほどの安さである。 三毛が、一番好きだったのはJIMJAMというミルククリームにイチゴジャムが中央にトッピングされた丸いクッキー。 これもたったの10ルピー(19円)である。 とても甘いので、これを食べるときは、自分でチャイを作って砂糖を抜きにする。 インドでは、意識して砂糖を取らないようにしないと、すぐ糖尿病になってしまいそうだ。 あと、BOURBON(ブルボン)というチョコクリームを挟んだビスケットも美味しい。 こちらも10ルピー(19円)。 どちらかを毎日ストックして、安宿で食べていた。 今後も、食べ続けることは間違いない。 ¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥ 三毛イキルのコスパ☆レーティング(最大5) インド 食べきりサイズのビスケット 5〜10ルピー(19円)☆☆☆☆☆ ¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥ 三毛イキルのプロフィール 外こもり写真(フォトAC   全てダウンロード無料) https://premium.photo-ac.com/profile/24044959

(実話)インド 若者の恋愛とカースト制度の壁

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バーダーミから、世界遺産パッタダカルの遺跡に向かう市バスで体験した話。 三毛の前の席で、周囲の目を気にすることなく、ずっといちゃついているインド人のカップルがいた。 大学生ぐらいの年代だろうか、男はナイキの帽子にTシャツとジーンズ、女は派手な黄緑色のワンピースを着ている。 サリーを着た地元民とは異なる格好をしていて、よその地域から来たようだ。 完全に自分達だけの世界に入っていて、実に微笑ましい。 周囲のインド人とりわけ高齢の女性は、このカップルを見て、顔をしかめている人もいたが、彼らは全く気にしていない。 お節介焼きの老人・三毛、好奇心と悪戯で、ちょっかいをかけたくなった。 女の子の笑い声が静まった時に、後ろからどこへいくのかと声をかけた。 すると、邪険にするそぶりもなく、世界遺産のパッタダカルへいくという。 どこから来たのかを聞くと、バンガロールから旅行に来た大学生とのこと。 付き合って、まだ3ヶ月だという。一番楽しい頃だ。 女の子の好きな日本アニメの話をして盛り上がった後に、彼らの身の上話を聞いた。 男の両親はこの恋愛に大反対しているという。このデートもお忍びだそう。 理由はただ一点、女の子のカーストが低すぎるからだという。 男の家族のカーストは最上位のバラモン、女の子は、かなり下の方のカーストらしい。 男は結婚を真剣に考えているという。 彼女もそれを望んでいるのだが、絶対に認めてくれなくて悩んでいるとのこと。 身分制度のない日本では、あり得ない光景である。 両親は同じカースト同士のお見合い結婚だったから、価値観が僕らとは全く違うんです、と男の子は言う。 三毛は思った。 同じカースト同士なら、経済力も価値観も似たもの同士だから、結婚しても違和感を感じることは少ないだろう。 両親の言うことにも一理ある。 だが結局は世間体を気にして、あなたの親は古い慣習に囚われているだけだ。 カーストに関係なく、お互いの人間性が合うかどうかが一番のポイントだから、両親の言うことは信じず、自分の本心に従えばいいと。 それを彼らに伝えた。それを聞いて、男の方は少し困った顔をし、女の子はとても喜んだ。 ローカルバスはパッタダカルに到着し、三毛は彼らにさよならを言って、カップルと別れた。 その後...