インド ジャイプル 銅製品の水筒 お得度は、☆5
今の日本では、銅100パーセントで作られた、水筒やコップを日本製で見かけることはない。
サビの緑青が有害だからという理由で、内側を他の無害な金属でコーティングすることが義務付けられているからだ。
コスト面や利便性を考えると、ステンレスでできた魔法瓶を使った方が安いし、保温性も高い。
インドでは、昔から飲み水は一晩、銅製の水差しや水筒に入れてから、飲むことが健康に良いとされている。
銅には抗菌性能があり、大腸菌やレジオネラ菌といった細菌の繁殖を防ぎ、死滅させる効果があるからだ。
三毛は日本でも、銅製のゴミキャッチャーを使用しているが、ぬめりが出にくいと実感している。
最近ではコロナウイルス対策として、銅製品が持つウイルスの殺菌効果が実証されている。
30分でウイルスは不活化され、4時間で死滅するそうである。
10年前に、バラナシで純銅のコップを買って、日本で愛用している私。
今回は、インドで純銅の水筒を買いたいと思い、各地の金物屋を見て回った。
探しているのは、1日で飲み切れるようなサイズの水筒である。
工業製品なので、デザインは限られるが、なるべく他人と被らないデザインが好ましい。
5ヶ月のインド滞在中に、各都市の金物屋でいろいろな水筒を探し回ったが、欲しいと思うデザインが見つからない。
結局、南インドでは欲しい水筒はなかった。
暑さを避けるためインドを北上し、4月中旬にジャイプルにいた時のこと。
その日はインドの文化に関する祝日で、ラジャスタン州の政府系観光地の入場料がタダになった。
象のタクシーで有名なアンベール城もタダになったので、20年ぶりに行ってみた。
昔の記憶が蘇ったが、まだ見てなかった場所もあり、充実した見学ができた。
城を降って、住民街を通った時に、やたらと水筒だけを店の軒先からぶら下げている金物屋を見つけた。
中に入ると、売っている商品の半分が、銅の水筒や水差しである。
店内をよく見て回って、ようやくお気に入りの水筒を見つけることができた。
二段目の一番長い、シンプルな水筒。
値段は言い値から少し値切って、450ルピー(860円)。
バラナシで10年前に買った、純銅の分厚いコップが120ルピー(当時200円)だったから、妥当な値段である。
多分、良い買い物をしたのだろう。
日本に帰国してから飲む水を入れておくのに、使用する予定だ。
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三毛イキルのコスパ☆レーティング(最大5)
インド 純銅の水筒 450ルピー(860円) ☆☆☆☆☆
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