インド ニューデリー デジタル決済の利点と落とし穴
7年前と違う点が、物価高騰でモノの値段が2倍以上になった事を、以前の記事で述べた。
庶民の飲み物で代表格のチャイが、5ルピーから10ルピーになっていた。
もう一つは、支払いのキャッシュレス化が浸透していた事である。
PAY TMを筆頭に、ココナッツ売りのおばちゃんまで、QRコードが貼られた看板を目の前に置いている。
使い方は、スマホでQRコードを読み込んで、銀行口座から直接引き落としをする。
日本でも良くあるキャッシュレス方式である。
ただ残念なことに、インドの銀行口座を外国人観光客は持てない。
三毛は、試しに使ってみたかったが、入国してしばらくは良い方法がなかった。
インドを旅して4ヶ月後に、デリーの地下鉄で、デビッドカード機能のついたSuicaのようなカードを手に入れた。
そこには、16桁のクレジット番号が付与されていた。
AirtelのSimカードを使っていたので、Airtelアプリの中にあったPAY TM画面から登録できないか試してみた。
結果、ダメだった。
日本のマイナンバーカードに相当する、インド国民が持っているアーダールカード番号を入力しなければならないのだ。
また各種認証で、インド国内発行の携帯電話番号での2段階認証を、頻繁に求められる。
日本の携帯番号では、ダメなのだ。
以下は長期旅行者には、重要な知識なので、覚えておいてほしい。
インドの規制により、外国人観光客は最長3ヶ月までしか、インド国内で発行されたプリペイド式の携帯電話番号を使えない。
だから、もしPayTMを登録できたとしても、3ヶ月以内にお金を全て使い切らないと、結局は大損することになる。
延長時に携帯電話番号が変わって、2段階認証ができないためである。
スキミング被害もよくあり、ネット決済でもWEB画面からカード情報が漏れる危険性もある。
日本発行のVISAやマスターカードなどのクレジットカード決済は、なるべくインドではしない方がいい。
一度インドでバス会社の決済をカードでした際に、番号が漏洩したのではないかと疑われる事例があった。
そのクレジットカードで、新型のアイフォンを日本で不正購入されそうになったのである。
クレジット会社のAIが不正を自動検知して、被害は免れたが、旅行中にそのクレジットカードは全く使用できなくなった。
幸い他にも、クレジットカードは複数枚、所持していた。
別のカードを使用して、なんとかあと数ヶ月の旅行を続けることができた。
それ以来、三毛は(一度ごとに)番号使い捨ての、アプリ上のデビットカード決済を使っている。
まだまだ、インドでは現金が必要な場面は、長く続きそうだ。
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価値観が全く違う外国の日常生活、誰もが憧れる下町の路地歩き、ゆるく生きる野良犬や野良猫などの動物観察がメインテーマ。中高年バックパッカーの旅人目線で、これは面白いと感じた瞬間を撮影しました。
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