インド ハリドワール 巡礼宿のレストラン お得度は、☆5

5月下旬、三毛はリシケシのすぐ南にある街、ハリドワールにいた。


ガンジス川の源流にある氷河(ゴウムク)を見て、ニューデリーに戻るためである。


正午過ぎに到着し、夜行バスを待つまでの間、市内を散策した。


この町もリシケシと同じように、街の東側にガンジス川が流れており、ヒンドゥー教の寺院がある。


リシケシの南にあり、川のすぐ下流にあたる。だから川幅は少し大きくなっている。


ガートと呼ばれる沐浴場が何箇所かあり、川にある階段では多くのインド人が、水浴びをしながら祈りを捧げていた。


路地を歩くと、聖なる牛や修行僧が歩いている。



ヒンドゥー教では、一家の家長はリタイアして全財産を息子に譲った後は、出家して修行を積むことが推奨されている。


金銭や職業、会社組織や上下関係の軋轢にまみれた俗世から解放され、自由に生きるのだ。


狭い路肩では、牛が寝そべり、その反対側では、白い髭を生やした修行僧が半裸で寝そべっていた。



これが聖地の一般的な光景である。


夕方、川岸に向かう路地を歩いていると、たくさんのインド人が白い建物に入っていくのを見た。


ヒンドゥー教の巡礼宿である。外国人は宿泊できないが、中に入ってみた。


多くのインド人が、一階にある食堂の前で長い列を作っていた。




地元民だと思われる母親も、持ち帰り用の容器を持参して、受付で料理が来るのを待っている。


食堂は外国人でも利用できるとのことで、食券を買って、写真が貼ってあったベジターリーを注文する。


わずか130ルピーだ。



出てきた料理を見て驚いた。支払った倍以上の値段がついても、おかしくない内容だ。


ナスとインゲンのサブジ(野菜炒め)、じゃがいものカレー、大豆のカレー、ししとうの素揚げ、がメインのおかず。


味のバリエーションも見事で、スパイスがふんだんに使われている。そんなに辛くない。


肉団子に見立てたパコーラ、ラッシーや、デザートにリンゴの蜂蜜和えまであった。


北インドで食べたベジミールでは、トップクラスの味だ、しかも安い。


おそらく、インド各地から巡礼に来たヒンドゥー教徒をもてなすために、篤志家が寄付をして食堂の運営をしているのだろう。


またハリドワールに行った時は、行ってみたいと思うレストランだった。


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三毛イキルのコスパ☆レーティング(最大5)


インド ハリドワール 巡礼宿のレストラン 130ルピー(250円) ☆☆☆☆☆


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